「人を動かす」という本を読んで
人を動かす3原則
- 盗人にも五分の理を認める
- 重要感を持たせる
- 人の立場に身を置く
人に好かれる6原則
- 誠実な関心を寄せる
- 笑顔を忘れない
- 名前を覚える
- 聞き手にまわる
- 関心のあり方を見抜く
- 心から褒める
人を説得する12原則
- 議論を避ける
- 誤りを指摘しない
- 誤りを認める
- 穏やかに話す
- ”イエス”と答えられる問題を選ぶ
- 喋らせる
- 思い付かせる
- 人の身になる
- 同情を寄せる
- 美しい心情に呼びかける
- 演出を避ける
- 対抗意識を刺激する
人を変える9原則
- まず褒める
- 遠回しに注意を与える
- 自分の過ちを話す
- 命令をしない
- 顔を潰さない
- わずかなことでも褒める
- 期待をかける
- 激励する
- 喜んで協力させる
幸福な家庭をつくる7原則
- 口やかましく言わない
- 長所を認める
- あら探しをしない
- 褒める
- ささやかな心尽くしを怠らない
- 礼儀を守る
- 正しい性の知識を持つ
「人を動かす」著者D・カーネギー
コロナの影響で在宅勤務が決まり暇だし読書でもしようと思って手にとった本
こんなに奥が深く、為になる本はないと思った
特に印象に残ったところは人に好かれる6原則の2番「笑顔を忘れない」
僕はよく友達に笑顔が少ないとか言われていた
しかし、笑顔の効果というのは凄まじいものだと今頃気付かされた
別に何か面白くなくても笑顔でいるだけで気分がよくなるものだから
『笑顔の効果は強力である。たとえその笑顔が目に見えなくても、効果に変わりはない。アメリカ中の電話会社が実施している一つの企画がある。”電話パワー”と名付けられたこの企画は、サービスや商品を売るのに電話を使うセールスマンたちを対象にするもので、「電話でセールスをする時は、笑顔を忘れるな」というのがモットーである。”笑顔”は声に乗って相手に伝わるというのだ。』
この文章を見て思った
確かに電話する声を聞いていると気持ちの良い声をしている人がいる
そのような人は絶対笑顔をしているに違いない
それに対して笑顔のない人の声はどんなに綺麗事を話しても心に響かない気がする
どんなに辛い時でも笑顔を忘れないようにしよう
次に印象に残った箇所は同じく人に好かれる6原則の2番「名前を覚える」
これもこれからの人生に置いて極めて重要なことだと思う
もし一回だけしか自己紹介をしていないのに次会った時に名前を覚えてくれていたらその人に惚れるぐらい好印象を覚えてしまう
これも以前までは疎かにしていた
特に他人の名前なんて覚えていればラッキーなんて思ってた
むしろ覚えていない方が友達が多くて覚えられないということを相手に思わせたいしょうもない承認欲求に駆られていた
今思えば本当にしょうもない
『テキサス・コマース・バンクシュアズ』の会長ベントン・ラブによれば、会社というものは大きくなればなるほど冷たくなる。「冷たい会社をあたたかくするには、一つの方法がある。人の名前を覚えることだ。重役たちの中には名前が覚えられないというものもいるが、つまりは重要な仕事が覚えられない、すなわち仕事の基礎ができていないことを告白しているのだ。
TWA航空のスチュワーデス、キャレンは・カーシュは、乗客の名前を素早く覚え、その名で乗客に呼びかけることにしていた。その結果、おびただしい賛辞が直接本人宛て、また、航空会社宛手に寄せられていた。』
この著作の原稿はたとえが通常の著作に比べてとても豊富である
D・カーネギーや知人たちの実例でこの著作はできていると言っても過言ではない
よく誰かよくわからない人たちが出てきすぎて困惑していたが、どこかの誰かがと思ったら案外すらすら読み進めることができる
また、褒めるという行為が人に好かれる6原則、人を変える9原則、幸せな家庭をつくる7原則のいずれにも入っている
褒めるという行為が人に好かれ、人を変え、幸せな家庭をつくるには必要事項であることが意外であった
なぜかというとよくテレビでスポーツで活躍した選手を取材してみるとその監督にあたる人はその選手を褒めたことがないという話があるからだ
そういう選手たちは監督にいつか褒められたい認められたいなどという承認欲求を求めてスポーツに専念していたかもしれない