人間関係を築く上で役に立つ心理学の法則
人間関係を築く上で役に立つ心理学の法則
皆さんは心理学に興味ありますか?
おそらく心理学に興味のない人は数少ないと思います
なぜなら人間関係を築く上で心理学を利用することは必要不可欠だからです
例えば、就活の時、第一印象を良くするために髪を整えたり、髭を剃ったりしたと思います
実際に面接官は出会ってから3秒で人の第一印象を決めるといいます
第一印象は特に重要で初めて出会う相手に対して持ったイメージは「初頭効果」として、後々の印象形成にも大きな影響を及ぼすからです
つまり、面接で印象に残るようなことを話したとしても第一印象が悪ければ採用されないというパターンも起こりうるのです
そのくらい心理学は生きていく上で必要不可欠な学問だと思います
今回の記事では、私がおすすめする役に立つ心理学を紹介したいと思います
1. 一貫性の原理
ある日、突然「10万円貸してくれないか?」と友人に尋ねられたとします
そうなった場合、多くの人たちは「何に使われるのだろう」とか「いつ返ってくるのか」と気になると思います
しかし、「百円貸して!」と言われても別に何に使われるかを気にすることなく渡してしまうと思います
さらに、「百円のついでにタバコ一本もらっていい?」と言われたら何の躊躇もなく渡してしまうと思います
このように、人は”小さなお願い”に対しては、要求を受け入れてしまいやすく、そうした要求を受け入れてしまったことで、新たな要求にも「YES」と答えがちです
これは、自分自身の行動や態度は一貫したものとしていたいという「一貫性の原理」が心の中に働く体と言われています
これを心理学では徐々に要求を求めていく表現から「フット・イン・ザ・ドア」と呼ばれています
2. ザイアンスの効果
人間は知らない人に攻撃的・冷淡な対応をします
人間は相手に会えば会うほど好意を持つようになります
人間は相手の知らない側面を知った時、より強く好意を持つようになります
これはアメリカの心理学者であるロバート・ザイアンスが提唱した「ザイアンスの法則」と呼ばれています
このザイアンスの効果から人間は知らない人やモノには攻撃的、批判的な態度を取りますが、繰り返し見聞きする「単純接触」が多くなればなるほど、好意を持つ傾向があるのです
テレビや雑誌で繰り返し流れる商品は、広告がない商品よりも親しみを持ちやすいのと同様に、人間関係でもお互いが出会う回数が多いほど、警戒心は薄れていくものです
気になる異性を振り向かせたいならば、積極的に相手とコンタクトを取ることが重要になります
3.自己開示
相手と深い関係を築く上で大切になる行為が「自己開示」です
自己開示とは、自分の感情や価値観、人生観などの情報をありのままに相手に伝えたり、相談したりすることを言います
自分の肯定的なところだけでなく、ネガティブなところも包み隠さずさらけ出すことによって自己開示された相手は「こんなことを話してくれるなんて、本当に私は特別な存在なのかもしれない」と特別な感情を抱いてくれるのです
人に何かしてもらうと自分も何かを返したくなる「返報性の原理」も働くことで、相手も自分の感情を打ち明け、お互いの理解をより深めることができます
4.ドア・イン・ザ・フェイス
男「今度の連休に韓国に遊びに行こうよ」
女「え、海外旅行なんて無理」
男「そうだよね。じゃあ今週末に韓国料理屋に行かない?」
女「うーん、それならいいけど」
これは初めにダメもとの”課題な要求”をして、断られた後で本命の”小さな要求”を持ち出す「ドア・イン・ザ・フェイス」と呼ばれるテクニックです
相手の中で「最初の要求を断ってしまった」という罪悪感が生まれたため、次の要求は受け入れてあげようという「返報性の法則」が働き、小さな要求が断られにくくなります
「ドア・イン・ザ・フェイス」とは逆に、相手が断りにくい小さな要求を積み重ねていき、最終的に大きな要求を受け入れてもらうテクニックが「フット・イン・ザ・ドア」です
出会ってから間もない相手なら、初めに「LINE教えて」と受け入れてもらいやすい要求から投げかけていき、徐々に「休日に遊びに行こう」「家に泊まってもいい?」などとよりハードルの高い要求を投げかけていくことです
5. ピグマリオン効果
アメリカの心理学者ハーロックは、小学校5年性に5日間算数のテストをさせ、一つのグループには成績を問わずに褒めて、二つ目のグループには叱責をし、3つ目のグループには何もしないという内容で対応を分けて成績の伸びを比較しました
この結果、成績を褒めたグループは成績が上がり、叱ったグループは成績が停滞し、何もしないグループでは変化が見られませんでした
このように、期待することで対象者からやる気が引き出され、成績が向上する効果を「ピグマリオン効果」と言います
褒めることを応用して「認知的不調和」という心理を用いて敵意を剥き出しにしてくるライバルやいけ好かない相手さえも操ることができます
これは、人が何らかの出来事に遭遇した場合、その出来事が今までと思っていたのと違う状況の時(不調和)にそれを解消しようとする気持ちが働くという心理を説明していたものです
ライバル関係というのは、普段お互いの力量を認め合う関係にあったとしても、称え合う関係ではありません
ですから、ライバルには「褒められるはずのない相手に褒められる」という不調和が生じます
そのため、心の中ではその不調和を解消しようと「あいつは案外いいやつなのかもしれない」と思い込む作用が働くのです
6.認知的不調和理論
認知的不調和理論とは、得られるものが少ない方が満足し、献身的になろうする心理状態のことを表します
アメリカの社会心理学者レオン・フェスティンガーは、労働者は労働が過酷であればあるほど、安い賃金でも満足しやすいということを実験で証明しています
事件ではまず、複数の学生グループに単純作業をさせます
作業の感想を聞くと、学生たち全員が「つまらない」と評価しました
その後、高額の報酬と小額の報酬を与え、それぞれのグループに再び作業の評価を聞くと、光学報酬のグループは評価が変わらなかったのに対して小額報酬のグループは「面白かった」と評価しました
これは、過酷な仕事なのに報酬が少ないのを「自分の評価が低いためではない」と否定するために、「自分が楽しいからやっているんだ」と思い込ませようとする心理が働いたからなのです
まとめ
いかがだったでしょうか?
良好な人間関係を構築する上では心理学が必要不可欠だと思います
また、人間関係をよくすることで悩みが減っていきます
なぜなら人間の悩みは全て人間関係から構築されているためです
この記事を読んで実際に良い人間関係を築くことができたら幸いです
参考文献はこちらです↓↓↓